カフェ店員のコーチング日記~心理学や脳科学を日常に~

大手カフェチェーン、店舗でコーチングしたことあれこれ

自分の状態に注目する ~ラテアートと集中力~

 なにかに集中している瞬間、ありますか?

 僕の場合はラテアートをしているときです。

 ゲームしているときとか、運動しているときとか、歌聞いてるときとか、本読んでるときとか……探せば、集中の仕方は違うのかもしれないけどけっこうあったり。

 でも、集中するってどういうことなんだろう。

 そのときの自分ってどんな状態なんだろう?

 そんなおはなしをしてみようかと。

 

 今回はラテアートで「自分に注目する」感覚をお伝えできたらおもしろいかなー?、とか考えてます。


 ラテアート、わかる方も多いかと思います。
 カフェとかでいま流行りのアレです。

 


この動画のラテアートは、大会で世界チャンピオンになった方のです。

 


 僕は飲むというよりは、職業柄こんな感じで作る立場です。
 まだそんなに繊細な模様を描いたりはできません。
 そんなに上手いアートはできません。
 働いているカフェ自体がそこまでは力いれてないのもあって、そーゆーことにしときます。笑

 ネット上には他にもいろんな動画が上がってますよね。
 何度か見たことがあったり、そういうカフェによく行く方は、ある程度模様描いてるところを想像できるかと思います。


 ラテアートするときって、本当に「自分の状態に注目」している気がするんですよね。

 毎回毎回、本当に繊細やなーって思います。

 急ですがここからはちょっとお付き合いください。笑

 どんなふうにやっているのか、っていう感覚を紹介できたらなと思います。

 想像してください。


 片手にミルクピッチャーを持って、もう片方はマグカップ。

 でも、ミルクピッチャーを実際に持ったことがないとわかりづらいかもしれないですね。


 ミルクピッチャーを持つ感覚、注いだりする感覚は、ケトルに近いと思ってもらってもいいかも!

 ケトルでお湯を注ぐことにしましょう。

 あと、簡単なアートならマグは台の上に置いていてもできるので、やっぱり持つのはケトルだけで。


 そろそろお湯を注いでいきましょうか。

 マグに注いでいく感覚は、インスタントコーヒーの粉やティーバッグを入れたマグにお湯を注いでいく、あの感覚に近いかも。

 注ぎはじめるときは、ケトルを少しマグから離していてください。

 

1.そのまま真ん中に少し細目の線で注ぎ始めます。

2.そのまま8分目まで注ぎます。

3.いったん止めて、ケトルをマグに近づけます。

4.さっきよりも少し勢いをつけて!ギリギリまで注ぎます。

 

 あとはよかったら動画を何回か。

 この感覚を思い出して、自分が注いでいるかのように見てみてください。


 もし、ぜんぜんイメージできねーよ!感覚わからねーよ!ってなってたらすいません。

 僕の説明力不足です。

 そうなったらぜんぜん、インスタントコーヒーを作るの思い出すだけで十分です。笑

 あのときに、お湯を細く注いでみたり、太く注いでみたり。その力加減とかイメージしてください。

 料理する人なら、包丁つかうときの力加減とかでも!

 こういうことが「自分に注目する、意識を向ける」ってことだと思うんですね。


 はじめてラテアートをする子に教えるとき、やっぱり緊張しているのかたまに腰が引けている子がいます。

 緊張が身体に出るんですかね。

 「緊張して腰が引けてるから、注ぐときの勢いも減ってるよ!」って伝えると、ハッ!と気づく。

 それでひと呼吸おいてからするようになって、ちょっと上手くなったり。

 おそらく緊張していると手の感覚どころじゃないんでしょうね。

 はじめは確かに、え!何をどうするの!?って感じなんで。

 手の感覚を意識できるようになってからは、繰り返して繰り返してラテアートができるように。

 だんだんと身体の感覚が身についてくるんですね。

 いまもいろんな子ができるようになりたい!と練習していて、失敗がありつつも日々上達しています。

 きっと何かに集中するって楽しいんでしょうねー!いや、確かに楽しいと思います!

それがなによりですね。


 マインドフルネス、瞑想、イメージトレーニング……。

 言葉は違えど「自分に注目する」っていう瞬間は本当に有意義な時間だと思います。

 だんだん集中力もついてくるし、なにかに集中できる時間って本当に楽しいし、自分自身の成長を感じるとなお最高ですね。

 

 自分に集中できる瞬間を見つけると、そこからまた新しい自分に気づくことができます。

 あらためて、なにか自分に集中できる瞬間、楽しんでる瞬間っていつですか?

 

 

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